災害時のために、今から備えを始めませんか
先日7月28日午後4時27分、熊本県を震源とする地震が発生しました。
その揺れを感じたとき、私が真っ先に思い出したのは、2016年4月に発生した熊本地震です。前震、本震と続いた大きな揺れにより、私自身も断水や停電を経験し、避難所での生活を送りました。
あれから10年。私は熊本地震での経験をきっかけに、防災リュックを準備し、飲料水や非常食を日頃から常備するようになりました。
今回は、私がなぜ備えを始めたのか、その理由をお話ししたいと思います。
近年、日本各地で地震が相次いでいます。いつ、どこで災害が起きるかは誰にも分かりません。だからこそ、日頃からの「備え」が、いざという時の安心につながると私は感じています。
一番困ったのは「水」が使えなかったこと
2016年の熊本地震で私が最も困ったことは、断水でした。
水は飲むためだけではありません。手を洗う、顔を洗う、歯を磨く、体を拭く、トイレを流すなど、普段は当たり前にできていることの多くが、水がなければできなくなります。
給水所が開設されると聞いて向かいましたが、多くの方が列を作っており、水を受け取るまで長時間待ったことを今でも覚えています。
2016年の熊本地震は4月の発生だったため、日差しの暑さはあったものの、真夏のような厳しい暑さではありませんでした。それでも大変だったことを思うと、もし真夏に長期間断水が続けば、暑さによる体力の消耗や熱中症のリスクはさらに高くなるでしょう。
だからこそ、飲料水だけでなく、生活用水についても日頃から考えておくことの大切さを実感しました。
お風呂に入れないことも大きなストレス
断水が続いたことで、お風呂にも入ることができませんでした。
手元にあった汗拭きシートで数日間しのぎ、その後、水道が復旧していた知人宅でようやく入浴させてもらいました。
数日間お風呂に入れないだけでも、心身ともに大きなストレスになります。特に夏場は汗をかくため、不快感だけでなく衛生面も気になります。
2016年の熊本地震を経験してからは、汗拭きシートやウェットシートなども防災用品として備えるようになりました。
必要な物は、すぐに手に入るとは限らない
地震発生からしばらくすると、スーパーなども営業を再開しました。
しかし、入店制限が行われたり、レジには長い列ができたり、欲しい商品が売り切れていたりと、普段どおりに買い物ができる状況ではありませんでした。
特に印象に残っているのが、パン売り場です。普段は商品が並んでいる棚が、あっという間に空になっていました。
今回の地震でも、熊本市内のスーパーでもパンが売り切れている様子を目にしました。
また、営業を再開した店舗には多くの人が集まり、一時的に商品が品薄になることもあります。
さらに、地震が発生すると被災地以外でも防災意識が高まり、防災用品や保存食を購入する方が増えます。支援物資として送るために購入されるケースもあるでしょう。
災害が起きてから準備を始めようと思っても、必要なものがすぐに手に入るとは限りません。
だから私は、普段から少しずつ備えておくことが大切だと考えています。
Higo Hana’s Point
2016年の熊本地震を経験した私が強く感じたのは、「もっと早く備えておけばよかった」ということです。
防災用品は、一度にすべてを揃える必要はありません。飲料水を少し多めに用意することや、普段食べているレトルト食品や缶詰を少し多めに買い置きすることなど、小さな備えから始めるだけでも安心につながります。
私自身も熊本地震をきっかけに、防災リュックや備蓄を少しずつ見直してきました。
次回は、実際に私が備えている防災リュックの中身や、自宅で常備しているものをご紹介したいと思います。これから備えを始めようと考えている方の参考になれば幸いです。
