熊本市中心部から車を走らせること約15分

周りは閑静な住宅地、そこにひっそりと佇むのが水前寺成趣園です。

地元の方は通称で水前寺公園と呼んだりしますが、

正式には水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)。

現代から過去にタイムスリップしたようなノスタルジックな体験ができる場所です。

江戸時代初期に細川忠利公(肥後熊本藩初代藩主であり熊本城城主)が築いた庭園で、地下水が湧き出す池を中心にその周りを歩きながら楽しむことができます。

園内をゆっくり回遊すると所要時間は1時間弱といったところでしょうか。

東海道五十三次を模した桃山式の回遊式庭園で、富士山を象徴する築山をはじめ、出水神社や能楽殿、古今伝授の間など歴史と風情を感じながら散策ができます。

季節毎に肥後六花(肥後椿、肥後芍薬、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後菊、肥後山茶花の6種の花の総称)を鑑賞することもできます。また松や梅の花もあり、園内には数種類の桜の品種も見られます。

こちらは肥後朝顔の展示です

また、近年では水前寺エリアでのイベント開催も増えてきており、

夏にはお祭りや秋には光のイベントなどもありますので、日本庭園を違った角度で楽しむことができます。夏には浴衣で散策もよし、古今伝授の間で抹茶を楽しむのもよし、青い空と庭園のコンストラストを楽しむのもいいですね。

また、秋季大祭では園内の流鏑馬場で流鏑馬も見られます。そしてゆっくり時間をかけて回遊するのもよし、細川文化を改めて楽しむには絶好の場所かもしれません。

そしてもう一つ!池にはたくさんの鯉が泳いでいますが、運が良いと白いスッポンのスイちゃんやフクちゃんに出会えます。私も何度か水前寺成趣園に訪れたことはありますが、残念ながらまだ出会えたことがありません。

白いスッポンは縁起が良いとされているので、もし出会えたらとても幸運だとされています。散策しながら同時にスッポンたちに出会えたらとてもラッキーですね。

長い歴史を紡いできたこの場所で、その背景を感じながら散策するのも一つの醍醐味です。

また肥後細川家を語る上で欠かせない場所でもあるので、歴史好き細川家好きの方々にもぜひ訪れてほしい場所です。

熊本市中心部からも遠くはないので、車が無くても路面電車で15分ほどの好アクセスですよ。歴史を感じながら、そして四季も感じながら、様々な顔を持つ水前寺成趣園に足を運んでみてはいかがでしょうか。