熊本市中心部周辺は多くの神社が見られますが、熊本市民にとって藤崎八旛宮は身近に感じられる神社のうちの一つではないでしょうか。

その場所は熊本市中心部からも比較的近い場所に位置しており、バスで10分ほどです。

毎年年始には初詣で多くの人で賑わいますし、何といっても熊本県民にとっては毎年9月に開催される例大祭が恒例のイベントとなっているかもしれません。

近年では他県からの観光客もこのイベント目当てに熊本に来る方も増加しているようで、毎年多くの見物客で賑わっています。

例大祭は厳密に言うと、藤崎八旛宮内で数日間に渡り祭典行事のことですが、その一部として隋兵行列(ずいびょうぎょうれつ)があります。この行列を大勢の見物客が見に行くため、これだけが例大祭だと勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

隋兵行列は、朝6時に藤崎八旛宮から出発し、御旅所に向かう朝隋兵(あさずいびょう)、そして午後2時半頃に御旅所を出発し藤崎八旛宮に還る夕隋兵(ゆうずいびょう)があり、その行列には主に勢子と呼ばれる人々と約70頭の馬で構成されています。

「ドーカイ、ドーカイ」と掛け声とともに太鼓やラッパなどで音頭を取り、それに合わせて勢子たちが踊ります。団体数は約70で、各団体が1頭の馬を引き連れて街を練り歩き移動していきます。それぞれに団体特有の半被や馬飾りもあるので、それを見物するだけでも楽しめます。何といっても掛け声を聞いているだけでもお祭り気分で雰囲気を味わうことで熊本を感じることもできますよ。

隋兵行列が開催される日は毎年9月の第3日曜日

そのルートは熊本市内中心部を通るので、特に朝と午後には交通規制がかかります。

ちょうどその時間帯にバスや路面電車で移動する予定があるという方は交通規制情報も先に入手されておくと便利かもしれません。

一昔前ですと、例大祭を過ぎたら暑さも和らぎ秋を感じられる空気感に変わっていたのですが、ここ数年は地球温暖化の影響なのか、元々厳しかった熊本の残暑も更に厳しくなってきています。蒸し暑さの中での見学もなかなか容易ではありませんので、見学に行かれる際はくれぐれも暑さ対策と水分補給をお忘れなく。

それでは熊本の秋の風物詩、例大祭を存分にお楽しみください!